【衝撃事実】常温・常圧超伝導体LK-99の真相、こういう事だった
世紀の大発見と期待される、常温・常圧超伝導体LK-99の論文が、arXivに早急に公開されてしまった背景には、
まさに「事実は小説よりも奇なり」と言える人間ドラマがあったそうです。
LK-99に繋がるISB(Inter Atomic Superconducting Band)theoryの発案者は、
Korea UniversityのChoi Dong-jik教授。彼の元で研究をしていたのが、
今回の論文にも名を連ねている、Kim Ji-hoonとLee Shi-beiChoi Dong-jik教授の指導の元、さまざまな実験を繰り返していた彼らは、
Kim Ji-hoonが作った物質の一つが、超電導につながるかも知れない不思議な性質を持つことを発見する。1999年のことである。
Kim Ji-hoonは、その物質を再び作ろうと努力をするが、なかなかうまく行かない。
結局、時間切れとなり、彼は別のテーマで博士号を取得する。
Lee Shi-beiは、その後も実験を続けたが、Kim Ji-hoonが作った物質を再び作ることはどうしても出来ない。
結局、Lee Shi-beiも最後にはあきらめ、別の道に進む。
しかし、当時の夢が忘れられなかったKim Ji-hoonとLee Shi-beiの二人は、
別の仕事をしながら、Qcenterという会社を2008年に作り、そこで一緒に研究を続けることを決める。
しかし、趣味として細々として研究をしていても何も進まず10年が経ってしまいます。
しかし、2017年に病に倒れたChoi Dong-sikが二人を呼び出し、死の床から「研究を続けてくれ」と頼んだところから事態は大きく変わります。
高価な実験装置にアクセスが必要だった二人は、Korea UniversityのKwon Young-wanを仲間に引き入れ、
さらに彼の名声を使い、資金集めに成功します。2018年にはKim Ji-hoonは仕事を辞めて、フルタイムでQcenterで実験を続けます
Kim Ji-hoonは、2018年中には、1999年に作った物質を再現することには成功しましたが、
不純物が含まれているためか、超電導の証拠は得られませんでした。
COVID-19で全てがロックダウンされた2020年に、ついにKim Ji-hoonは、強い超電導の兆候を示す物質の生成に、偶然にも成功します。
実験中に誤ってガラス管にヒビを入れてしまったために、混入した酸素が結晶化を促したそうです。
彼らはその物質を、発見者のLee Shi-beiとKim Ji-hoonの頭文字と、
発見年度(1999年)をとって、LK-99と名付け、論文を書いて、Natureに提出しました。
しかし、同年にNatureが別の研究者の超電導の論文を取り下げるという事件もあり、論文の掲載は拒否されてしまいました。
Natureに採用してもらうには、良い研究パートナーが必要と考えた彼らは、
米国のWilliam & Mary College大学のKim Seon-joとの共同研究をする道を選びますが、ロックダウンのために2021年まで待たねばなりませんでした。
Kim Seon-joとの共同研究が始まると、Kwon Young-wanの影は次第に薄くなり、2023年3月には、意見の相違から、Qcenterから解雇されてしまいます。
LK-99がノーベル賞級の発明だと信じていたKwon Young-wanは、このままでは彼にはノーベル賞を得ることが出来ないと判断し、
Lee Shi-beiとKim Ji-hoonの二人の許可を得ずに、三人の連盟で論文を書き、arXivに投稿してしまったのです。
これが、7月22日に投稿された「The First Room-Temperature Ambient-Pressure Superconductor」という論文です。
この論文にさまざまな不備があるのは、こんな事情で書かれたからです。
この論文を見て、Qcenterのメンバーが驚き、怒ったのは当然です。長年、秘密裏に進めていた研究を勝手に発表されてしまったからです。
そこで、同じ日に彼らも論文をarXivに投稿しました。当然ですが、Kwon Young-wanの名前はありません。
以上が、7月22日に同様の内容の論文が二つarXivに投稿されてしまった理由です。
LK-99が、本当に世紀の大発見なのかどうかは、今後の他の研究者による追試により明らかになりますが、その背景にはこんなドラマがあったのです。
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