■ 1998年に和歌山市で毒物カレー事件が発生し、4人が死亡し、63人が急性ヒ素中毒になった。
■ 林真須美死刑囚(61)が事件で殺人罪などに問われ、2009年に死刑が確定した。
■ 林死刑囚は再審請求を和歌山地裁に申し立てたが、地裁はその申し立てを棄却する決定を出した。
■ 林死刑囚側は地裁の決定に不服として大阪高裁に即時抗告した。
■ 林死刑囚側の主張では、4人の死因を立証する直接的な証拠がなく、検察側の提出した証拠にも証拠能力や証明力がないと主張しており、「第三者による犯行で無罪」と訴えていた。