【悲報】ライブ会場で痴漢に遭った女性たち「ライブを中断させたくない」と泣き寝入り
礼賛は、2021年に結成されたバンドで、ボーカルはお笑いコンビ「ラランド」のサーヤ(同バンドでは「CLR」名義)、ギターは「ゲスの極み乙女」の川谷絵音(「晩餐」名義)が担当。そんな礼賛のライブ会場で“痴漢行為”が行われたと告発があった。
ある女性客が、自分の胸に男性客の手が複数回触れ、スタッフを呼んだことをSNSで発信。「礼賛」の公式SNSアカウントも「痴漢を容認しない」旨の声明を発表した。また他のバンドやアーティストも「不適切な行為を決して容認しない」といった声明を次々に発表。その一方で、ライブの運営企業が公式サイトで一転、「痴漢の事実はなかった」という発表をおこなったことで、礼賛のファンをはじめ、音楽ファンからは強い批判の声が上がり、様々な憶測を呼んでいる。
実際に、ライブ会場で痴漢行為に遭ったという女性は少なくない。そうした被害者を増やさないために、ライブ運営に求められるものは何か。安心して推し活を楽しめる環境を考えるために、あらためて被害に遭った女性たちの声に耳を傾けてみたい。
被害者ならたまたま手が当たったか、痴漢行為かわかる
ハードロック、ラウドロック系のバンドのライブで、学生時代にたびたび痴漢に遭ったという女性・Aさん(20代)は、次のように当時の様子を振り返る。
「いわゆるラウドロック系のバンドが好きで、高校生の頃から大学時代によくライブやフェスに足を運んでいました。男性ファンが7割、女性ファンが3割というイメージで、ライブ中は激しいモッシュやダイブなどが起こるようなバンドだったんです。私も元気だったし、ライブで盛り上がりたいタイプだったので、モッシュに参加したり、ダイブの際に男性客の肩に乗せられて“肩車”される、ということもよくありました。
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